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公認内部監査人(CIA)とは

公認内部監査人(CIA)とは、アメリカ合衆国が発祥となっている国際資格です。内部監査に関する資格のうち国際的に広く認められている唯一の資格と言って良いでしょう。CIAを取得する事で、様々な組織体の内部監査についての知識や技術を持っている専門家である事の証明となります。現在、190カ国の国々で行われており、日本でも1999年から試験実施が開始されました。

2017年末までに日本国内でも8,475名が資格を保有していますが、今後のグローバリズムの進展やコンプライアンスの重要性の高まりから、トップマネジメントによる内部監査への期待は高まっています。それに伴い、今後もさらに発展していくことが考えられる資格の一つでもあります。

コンサルタント能力も問われる現代の監査人 転職にも有利

内部監査人の業務内容は、組織体の経営目標の達成に貢献することを目的として、独立的・客観的立場から、適切な助言を行います。

また、近年の内部監査は、不正の発見・不正の防止、経営者・投資家目線での経営改善の役割、コンプライアンスや、リスクマネジメントなど活躍の場が広がっています。

また、上場企業では内部監査機能の設置が義務付けられています。

公認内部監査人(CIA)という国際的な資格の保有は日系企業・外資系企業を問わず、評価の対象となり、キャリアアップや内部監査部門以外への転職にも有利に働きます。

公認内部監査人を資格取得するには

試験科目の全3Partに合格した方が、すぐ公認内部監査人(CIA)として認定されるわけではありません。

公認内部監査人(CIA)として資格認定されるためには、合格実績に加えて以下の3つの要件を全て充足する必要があります。

・教育要件

4年制大学の卒業が必要です。4年生大学の卒業をされていない方でも認定の対象となりますが、短期大学または高等専門学校の卒業の方は5年以上の実務経験が求められ、それ以外の方は7年以上の実務経験が必須となります。

・実務経験

内部監査・監査役監査・外部監査・コンプライアンス・リスクマネジメントといった、内部監査にかかわる業務の実務経験が必要となります。4年制大学卒業生の場合は2年以上が必要です。

・推薦

高い倫理観と専門職としての適格性を示すために、第三者による推薦が必要です。親族以外の客観的な立場の方であればよく、必ずしもCIA資格保有者である必要はありません。また、職場の上司や学校の先生である必要もありませんのでハードルは高くありません。

内部監査人として認定されるまでには試験科目の合格後、2年程度の実務経験を経て、はじめてCIAとして登録されます。この実務経験があるからこそ、業務に精通したプロフェッショナルとして経営者の信頼を得ることもできるのです。

最後に

公認内部監査人の試験範囲は多岐にわたります。英語のテキストをそのまま訳した問題集で自主学習するには限界があると考えています。試験の難易度は決して低いものではありませんので、無駄な時間を費やすことになるかもしれません。

GRC Laboでは、CIA試験の短期合格メソッドを学ぶことができます。 実際の試験問題を意識して作られている問題集や動画教材を使い、すべての学習がスマホやタブレットで完結出来ます。これによりお昼休みのちょっとした時間や通勤時間などの隙間時間を利用して学習することが可能です。

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